バタバタ
「バタバタ」
仕事その2に出かけなければならないので、猛スピードで晩ご飯作ったのに
だれーーも帰ってこない。このごろ日の暮れが長くなったので、遅くまで遊んでいるのだ。暗くなるまで帰ってこない。困ったなあ。
出勤時刻は近づきつつある。
テーブルの上に用意して書置きして出かけなければならないのか?
そういえば、昔、土曜日につい、寄り道してうっかり遅くなって帰って来たとき、お昼ご飯と母の書き置きがおいてあったなあ。
「おにぎりとおかずを置いておきます。おやつにドーナツがあります。
母より」
とかなんとかいつも簡単なメモ書きが添えてあった。
それを読んでいつも、間に合わなかったことを、後悔したものだ。
ギリギリまで待っていてくれて、でも帰ってこないので、仕方なくメモを添えてくれたのだろう、そして仕事に出て行くちょっとさみしげな母の姿を想像して、なんともいえないセンチメンタルな気持ちになったものだ。
うちの母は、職場が近所だったので、お昼だけ家に戻ってきて、昼食をとり、そしてまた仕事に出かけていった。
ちょうどNHKの連続テレビ小説のお昼の再放送を観てから、出かけていった。
などなどしばし昔を回想しているうちに帰ってくるかと思ったけれど、だれーも帰ってこないっちゃ。
しゃあないわね。ひとりで食べて出かけよう。
あ、ひとり帰って来た。自転車のブレーキの音と玄関にバットを置く音がした。
よし、ごはんの支度せんと。
ではまたね?♪